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ドライブスルーから「drive」の意味を考える

ドライブスルーを、自転車や馬で利用するのは可能かという議論があり、ネット上でもそれに関する様々な書き込みがあります。危険なのでお断りしているという書き込みがある一方で、「自転車でも利用できます」との掲示の画像がアップされているページもあります。また、犬の散歩中に徒歩でドライブスルーを利用するという、意外な利用法があることも知りました。

先日、雑談中に、ドライブスルーを自転車や馬で利用する話を持ち出したところ、「馬に乗って行くのをドライブといえるのか?」との疑問を投げかけられてしまいました。「drive」の日本語訳には「運転する」の他に「駆る・駆り立てる」という意味があるのを知っていたので、『「drive」の元々の意味は「駆る」の方で、「運転する」というのは自動車が発明されてから追加された新しい意味ではないか。手綱や鞭を使って馬を動かすのが「drive」の元々の意味ではないか。』という趣旨の反論をしておきました。

とはいうものの、100%自信があったわけではないので、その後、いろいろと調べてみました。

まず、「駆る」という言葉、日常会話ではあまり利用しませんね。この言葉の意味に自信がなかったので、まずは手元の国語辞典で「駆る」の意味を調べてみました。

(1)移動を余儀無くする
こちらの意味で、良く使われる表現は、「○○に駆り出される」ですね。

(2)馬・牛・飛行機などを、思うとおりに(目的地まで)走らせる
私が意図していた通りの意味がありました。先日の私の主張は間違っていなかったようです。というか、馬偏の漢字なので、馬に関係があることは明らかなのですが、このことに気付いたのは辞書を調べたあとでした。

しかし、英和辞典の方を見たところ、ちょっと私のこれまでの認識とは異なる部分があることが判明しました。乗り物に座って運転するのが「drive」で、またがって乗るのは「ride」という注釈が書かれていました。具体的には、馬や自転車やバイクはまたがって乗るので「ride」、自動車は座って運転するので「drive」だということです。こうなると、「drive」から馬の意味が消えてしまいそうですが、実は、「drive」には「(馬車を)御する・駆る・走らせる」という意味も辞書に載っています(小さい辞書の中には載っていない場合もあります)。自動車が発明される前に「drive」を用いていた乗り物は、馬ではなく馬車だったようです。

以上のことから、今回のテーマである「馬に乗って行くのをドライブといえるのか?」との答えは、残念ながらノーということになります。ただし、馬は馬でも馬車に乗って行けばドライブといって差し支えないようです。

ということで、結論として、「ドライブスルー」を利用する手段によって言い換えるならば、

(1)自動車・馬車を運転して利用する場合、ドライブスルー

(2)自転車・バイク・馬にまたがって利用する場合、ライドスルー

(3)徒歩で利用する場合、ウォークスルー

ということになりそうです。

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Comments

そういえば、某銀行のドライブスルーATMを徒歩で使ったことがありましたが、あれってNGなんですかぁ。

Posted by: 最後のトリデ | 2006.06.17 01:40

最後のトリデさん、コメントありがとうございます。

OKかNGかは、運営者次第なので、何とも言えないと思います。先日読んだ事例の中では、「店内にお回りください」と言われたというのもありました。しかし、ATMということは機械を相手にしている訳ですから、そういう判断は無理ですよね。

Posted by: おかげん | 2006.06.17 01:51

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