イオン高の原SC内の府県境
近鉄高の原駅前に、5月1日、イオン高の原ショッピングセンターがグランドオープンしました。
4月28日~30日は、「近鉄週末フリーパス」で近鉄沿線を乗り回していました。先日、たまたまイオンのウェブサイトを見ていたところ、5月1日グランドオープンの情報を知り、行ってみたいと思っていました。最近のショッピングセンターのオープンといえば、グランドオープンの1週間ほど前にプレオープンがあるのが一般的なので、月末にはプレオープンしているだろと勝手に思い込み、29日と30日の両日、高の原駅で下車して立ち寄ってきました。
実は、29日に立ち寄った時点では、SCの所在地が京都府木津川市で、高の原駅近くに立地していることしか知りませんでした。29日に帰宅後、関西地方の地図を見ていて、高の原駅近くに京都府と奈良県の府県境があること、高の原駅の所在地が奈良県であることを初めて知りました。29日は何も知らずに無意識のうちに府県境を歩いて越えていたようです。
30日はSCへ行く予定はなく、昼食は西大寺駅構内のうどんかそばにしようと思っていたのですが、SCフードコート内にある丸亀製麺のうどんが食べたくなり、2日連続でSCに行くことにしました。高の原駅で下車し、駅前の地図を見たところ、SC内に府県境があるように見えました。店内に入り、グランドオープン告知のポスターを見ると、「京都・奈良の境界を結ぶSATYと148の専門店」と書かれていました。また、店内の案内図を見ると、平城コート・平安コートという名の休憩場所がありました。となると、平城コートと平安コートの間に府県境があるのではないかと推測し、その間を注意深く見ながら歩きましたが、府県境を表示したものは見つかりませんでした。
グランドオープンを告知するポスター
平城コートと平安コート
このまま府県境が分からないまま帰るのも惜しかったので、インフォメーションで訊いてみることにしました。すると、駐車場に線が引かれているとのこと。店内ではどこに境界があるのかも訊いてみましたが、そこまでは分からないとのことでした。歩き疲れていたので、これ以上歩きたくない気分でしたが、駐車場に線が引かれていると聞いた以上、見ないで帰るのは勿体無いので、屋上駐車場まで上がっていきました。駐車場へ行ってみると、区画を示すボードの に「京都府」と書かれています。「奈良県」と書かれているボードを探しながら歩いていくと、しばらくして見つかりましたが、そのボードより少し手前に、破線がやや斜めに引かれていました。破線の位置とボードに書かれた府県名から判断して、この破線が府県境と考えて間違いなさそうです。
駐車場の区画を示すボード
駐車場内の府県境を示す破線(屋上は黄色、1階・5階は白色)
店内にも同じ位置に線が引かれているのではないかと、破線が引かれている場所近くの店内出入口の階段を降りていきました。5階(駐車場)・4階(売場)の階段フロアの端の方に線が引かれていました。4階の階段フロアに繋がっている通路はトイレへの通路を兼ねていて、その通路から回りこんで専門店街の通路に出ると、階段フロアからの延長線上にやや斜めに線が引かれているのが確認できました。4階から2階までは吹き抜けになっているので、各階同じ位置に線が引かれているのが4階から見えました。線が引かれているのは4階の「カクタス」と「キャンディリング」の間、3階の「G-LAND EXTREME」と「アパートメントマーケット」の間、2階の「マクル」と「生活実感工房」の間です。単に線が引かれているだけで、その線が何を示しているのかの案内等はありませんでした。
階段ホール及びトイレへの通路の府県境を示す線
専門店街通路の府県境を示す線
この府県境を示す店内の線、個人的には興味深いものだと思っていますが、日常的に徒歩で府県境を越えている平城・相楽ニュータウンの住民にとっては取るに足らないものかもしれませんね。それにしても、この線が引かれている目的は何なのでしょう。やはり、警察や消防からの要請なのでしょうか?
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