IMTSバス

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愛・地球博会場内の乗り物の1つに、IMTSバスがあります。この乗り物は、専用路を無人運転で隊列走行する新しい交通システムですが、鉄道事業法に基づく許可を受けて営業しているため、法規上はJRや私鉄などと同じ「鉄道」の扱いとなります。

ちょっと気になったので、最新版の鉄道要覧を調べたところ、以下のような記載がありました。

事業者:二千五年日本国際博覧会協会
区間:北ゲート~EXPOドーム
キロ程:1.6粁
種別:第1種
動力:内燃
軌間:磁気誘導式鉄道
許可年月日:15.7.8
備考:期間限定 平17.3.25~17.9.25

日本の鉄軌道を完乗した者として、非常に気になる乗り物だったので、初日に乗車してきました。

鉄道事業法の許可を受けて営業するのは、上記で触れた通り、北ゲート~EXPOドーム間ですが、途中の西ゲート駅から分岐して、専用道から一般道へ出て、メッセ前までの運転も行われています。この区間は鉄道扱いではなく、バス扱いです。日本国内でこれと類似した運行形態をしている乗り物に、ガイドウェイバスがあります。

オフィシャルサイトの路線図を見ると、西ゲート駅を中心に3方向に路線が伸びていることになりますが、ちょっと分かりにくいので補足しておきます。

大部分のバス(この先、便宜上バスと表記します)は、北ゲート駅とEXPOドーム駅の間を、2台または3台の隊列走行で運行します。また、一部のバスは北ゲート駅を3台の隊列走行で出発し、途中の西ゲート駅で最後部の1台を残し、2台で西ゲート駅へ向かい、残りの1台は西ゲート駅を過ぎたところで左へ分岐し、自動運転から手動運転に切り替え後、一般道へ出てメッセ前へ向かいます。一方、メッセ前で折り返したバスは、一般道から専用道への入口で手動運転から自動運転に切り替えた後、EXPOドーム駅~北ゲート駅の路線に合流しますが、合流地点は分岐地点の数十メートル北ゲート駅寄りで、EXPOドーム駅から北ゲート駅へ向かうバスが合流地点通過後、隊列走行で続行することになります。こちらは西ゲート駅には停車しません。

運行形態で示すと、以下の4通りとなります(数字は筆者が便宜上付けたものです)。

(1)北ゲート→西ゲート→EXPOドーム
(2)EXPOドーム→西ゲート→北ゲート
(3)EXPOドーム→西ゲート→メッセ前
(4)メッセ前→北ゲート

運賃は1乗車大人200円で、下車前途無効です。北ゲート→メッセ前は西ゲートで乗り換え、メッセ前→西ゲート・メッセ前→EXPOドームは北ゲートで折り返し乗車となります(1乗車の運賃で可)。
(1)と(2)はほぼ10分間隔の運行となりますが、(3)と(4)は本数が少なく、1時間に1~2本の運行となります。

参考までに、(3)と(4)の3月25日現在の時刻を記しておきます。

(3)EXPOドーム→西ゲート→メッセ前
 EXPOドーム発時刻
  9:58
 10:34
 11:23
 12:03
 12:43
 13:23
 14:33
 15:13
 15:53
 16:33
 17:13
 17:53
 18:33
 19:13
 19:52
 20:28

(4)メッセ前→北ゲート
 メッセ前発時刻
 10:35
 11:23
 12:03
 12:43
 13:23
 14:33
 15:13
 15:53
 16:33
 17:13
 17:53
 18:33
 19:13
 19:51
 20:27

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北ゲート駅駅舎と改札口

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北ゲート駅出札口

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北ゲート駅ホーム
ホームドアも設置され、完全に「新交通システム」の体裁

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メッセ前方面への分岐点

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メッセ方面からの合流点

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メッセ前バス停
バス停だけあって、施設もずっとシンプル
出札口はなく、係員が立ち売りできっぷを発売

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バス車内の様子(前方)

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バス車内の様子(ドア付近)

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バス車内の様子(後方)

(画像準備中)
IMTSバスの乗車券

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3台で隊列走行中のIMTSバス


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意外、モリゾーゴンドラは無料(^^)

長久手会場と瀬戸会場を結ぶ交通手段の1つに、モリゾー・ゴンドラがあります。先日、リニモの初乗りに行ったとき、車内からモリゾーゴンドラのケーブルが瀬戸方面に延びているのを見て、「早く乗ってみたい」という思いが強くなりました。先日地元のテレビで特集をやっていましたが、住宅地を通過するときはガラスが曇る仕組みになっていて、沿線住民のプライバシーを確保するとのことです。

そこで、気になったのはモリゾーゴンドラの料金、いくらかかるのだろうと公式ガイドブックを調べてみたら、何と無料と書かれていました(長久手会場内のキッコロ・ゴンドラは有料)。距離を考えると500円か600円くらいだ妥当かなと予想していただけに無料とは意外でした。弁当の持込禁止問題等でもうけ主義云々の批判がある中で、万博協会の良心的な部分を見た思いです。

万博会場以外でこれに類似した目的の交通手段といえば、ターミナルが複数ある空港でターミナル間を結ぶバスや軌道系交通機関がありますね。前者の例として成田空港の第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ無料バス、後者の例としては台北中正空港・シンガポールチャンギ空港・ニューヨークJFK空港などのスカイトレインが該当します。空港のこういった類の交通手段が無料であることを考えると、モリゾーゴンドラが無料なのは当然のことなのかもしれません。ただ、このゴンドラは瀬戸会場に興味がない入場者でも、乗ってみたいと思う人は結構多そうです。無料で乗れることは非常に嬉しいのですが、乗車するには相当の待ち時間を覚悟する必要がありそうですね。急いで移動しなければならないときは、会場間燃料電池バスの方を利用することになりそうです。

実は、モリゾーゴンドラが無料であることは、私が定期的に巡回しているこぶさんのブログ「東西南北 こぶも歩けば・・・」に書かれていたのですが、斜め読みをしていて重要な情報を見逃していたようです。無料であることってどれくらい周知されているのだろうかと「モリゾーゴンドラ」で検索していたら、こぶさんのページに辿り着いてしまいました(^^;。

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